花になるより花を咲かせる土になりたい

私が携わっている農業や酪農は親戚から農地を受け継いだから、カラオケスナックは地元のシャッター商店街に０円の物件があったから始めました。もともと祖父から事業継承をして17歳でオーナーになったタクシー会社の売上を伸ばしたいという気持ちもありました。カラオケスナックのお客様がタクシーを使ってくれますからね。

17歳で起業した理由は、祖父が強盗殺人の被害者になったからです。その後、いくつか事業も手がけ、失敗と成功を繰り返してきました。そして、人のために活動しようと思い立ち、受刑者の就職活動支援を始めました。

祖父が殺人事件で亡くなっているので私は被害者遺族です。そのため「なぜ？」と批判されるでしょうし、孤立もすると思います。でも、検事の方から言われた「加害者はいつの世も元被害者だ」という言葉を思う時、受刑者が社会復帰できなければ、また犯罪に手を染めてしまう可能性がある。受け入れ先など、社会的な壁もありますが、文通を通して受刑者の真面目さも感じています。

いずれ彼らが起業できるところまで支援をしていきたいと覚悟をもって取り組んでいます。

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