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この世で一番美しいものは花嫁姿、毎日ウェディングドレスに囲まれているあなたが羨ましい


母の経営する服飾専門学校で教鞭を執っていた私が、ブライダル専門デザイナーになったのは、当時3パーセントしかいなかったウエディングドレスを着る花嫁さんたちが、高額の代金を払って、日本人の体格体型に合わないドレスをつくらせているのを見て、何とかしてあげたいと思ったからです。10年間は私の給料は出ず、母の経営する専門学校の教師として働き、その給与で生活していました。

1976年に、私のブライダルハウスに立ち寄られた時のピエール・バルマン氏の一言が、ブライダル一筋に生きていくことを私に決意させました。以来、この言葉を座右の銘として、東京のブライダルファッションを、パリやニューヨークと並ぶものへ引き上げるために頑張ってきました。

今後のビジョンは、ブライダル協会会長としては、「オリンピックウェディング」の実施を契機に婚姻数を上げること。デザイナーとしては、着物の衰退とともに落ち込んでいる友禅や西陣織などの日本の伝統技術を現代ファッションでよみがえらせることです。パリコレでも取り組んでいます。今の私にとってすべての判断基準は、「日本のため」なのです。


株式会社ユミカツラインターナショナル 
代表取締役社長
桂 由美
ブライダル&フォーマルウェアの企画・製造・販売
およびレンタル。
日本人の花嫁さんたちの体格体型に合うウェディングドレスをと、
ブライダル専門のデザイナーに。以来、「日本のウェディングを世界の人々から見てエレガントで美しいと思われるようにしてゆくこと」を目指しています。

東京出身。大学卒業後パリに留学。
1964年日本初のブライダル専門店をオープン。
(株)ユミカツラインターナショナル代表取締役社長、
(株)桂由美ウェディングシステム代表、
一般社団法人全日本ブライダル協会会長。
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