見ざる、聞かざる、言わざる

私が新卒で入社した会社でお世話になった方が、いつも身に着けていたピンブローチに書かれていた言葉です。最終的には会長にまでなられたその方の引退パーティーの時に、直接手渡され、私の中に深く刻まれています。

社長になると色々なうわさを聞いたり、見なくてもいいことが見えたりもします。そうすると、ついつい愚痴を言いたくなったり、自分の進むべき道を見失ってしまうのですが、経営者はそういった外野に振り回されることなく、自分を信じて行動していく必要があります。特に、今の日本ではまだまだマッサージが一般的ではなく、むしろ特別なものだと思われています。その環境を変えて、私たちのライフサイクルの中にマッサージが入ってくるような地盤をつくることが私の使命でもあり、信じる道です。日本人の健康寿命を伸ばしていくツールとして、多くの人が当たり前のようにマッサージを受ける社会をつくるためにも、「元気な人が人を元気にする」というビジョンをもちマッサージ業界に変革をもたらしていきます。変革には抵抗もあるでしょう。その時こそ「見ざる、聞かざる、言わざる」で自分の意志を貫きたいですね。

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