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運は動きの中にあり


東日本大震災の時、福島にいた私は一切の仕事を失いました。さらに原発問題で子どもたちが福島を離れ、福島県産の食品は危険と言われました。情報を精査すること、コミュニケーションでつながることの大切さを感じ、まさしく当社「クリフCRFのコンセプトであるコミュニケーションルネサンス福島」の出番だと必死に事業展開を図りました。震災は大きな悲劇でしたが動き続けたからこそ運をつかみ今があると思っています。「運は動きの中にあり」は私自身の経験の中で感じた言葉です。

起業は懸賞で当たった海外旅行がきっかけです。会社を辞めて旅行をし、色々な刺激を受けて起業、その後、夫婦での起業、そして2008年一人で「クリフ」を起業しました。地域の女性雇用や学童保育の設立など女性活躍の場を整えたことが評価され、2012年に日本商工会議所第12回女性起業家大賞を受賞しました。起業当初はとにかく様々な会に出席し名刺交換をし、メールを送り続けることをタスクとしました。そして会社訪問がかなった時は、会社内の英語の表記の誤字を探しアドバイスをするなどして、次の仕事につなげていきました。レスポンスと仕事が速く正確というイメージをつくり、ビジネスを確立していきました。今後も今までつくり上げてきた独自性を遵守しながら、着実に事業展開させていきたいです。


株式会社クリフ
代表取締役
石山 純恵

福島市生まれ。懸賞で当たった海外旅行がきっかけで1985年個人輸入の起業から夫婦で起業、
そして一人になって2008年に(株)クリフ設立。
地域における女性の雇用・活躍の場を創出したことで日本商工会議所第12回女性起業家大賞受賞。

英語、フランス語など多言語の翻訳や福島県産品の安全PR事業。放課後学童保育所経営や企業、団体の管理職研修、女性起業や女性活躍に関する講演や研修などの人材育成事業を幅広く行う。

女性職員の多い金融機関や病院など女性のワークライフバランスを基本にして、主に福島県の企業の中で、女性の活躍に関する講演活動を行っています。国や行政、企業からの受託で、世界で活躍していく日本人育成の提案などもしています。
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