“＊フェイスブックが新しい仮想通貨「リブラ」を発表

＊リブラはフェイスブックがより多くのデータを集めるために作ったのではないかという懸念もある



＊他の企業もリブラに投資しているため、フェイスブックのリブラへの影響力は極めて低い
”

フェイスブックが独自の仮想通貨「リブラ」について新たな情報を発表しました。この仮想通貨では「WhatsApp」と「Messenger」を財布として使うことで、簡単にしかも手数料なしで送金ができるようになります。フェイスブックのメッセージを送るのと同じくらい簡単に友人や支払い先にお金を送れる仕組みというのが、リブラのコンセプトです。

しかし、フェイスブックのプラバシー問題もあり、この仕組みはより多くのデータを集めるのが目的なのでは？と心配する声もあります。これに対してフェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグはこう答えています。「この仮想通貨は分権化されているので、1つの会社ではなく、多くの会社が運営に関わる平等なシステムです。インターネット回線があれば利用できるし、手数料やコストもとても安い。更に暗号化されるので、お金は守られます。プライバシーを中心にしたときのプラットフォームを作る際には絶対に必要な考えで、安全にメールとお金を送ることができます。」

フェイスブックはリブラを100％コントロールできるわけではありません。VISA、Uber、Andreessen Horowitzなども創立メンバーとして関わっていて、各々は10億円以上投資しています。それ以外でも、20社以上が投資をしています。このことから、フェイスブックの株主投票数はたった一票しかなく、リブラを分権化させていることがわかります。

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