“＊ケビン・オリアリーは、女性のリスク管理力を評価し投資をする



＊男性のベンチャー企業は無茶な目標を設定するが、女性は合理的な目標を作る



＊男性と比較して女性は仕事のことであまり喧嘩をしない”

ズバッとはっきり意見を言う有名なカナダ人の経営者、ケビン・オレアリーは、なぜ女性経営者に対して積極的に投資するのでしょうか？偏見があるように聞こえますが、ケビン・オレアリーは強烈な結果主義であることはよく知られています。そのため、しっかりとした理由がないと投資をするはずがありません。ケビン・オレアリーによると、女性経営者は合理的な目標を作り、お金の管理する傾向が強いというのです。男性については「無茶苦茶なターゲットと目標設定をして、そのうちの６割しか達成しない」と言いました。

この意見は、女性が経営するベンチャー企業が投資してもらう額が、男性より低い理由に関係しているのかもしれません。多くのベンチャー企業の投資家は、短期間で高い成長率を求めます。しかし、ケビン・オレアリーの投資方は違います。コツコツと成長する安定した投資先が望ましいと考えているのです。１割か２割の成長率が非常に良いと彼は言うのですが、ベンチャー企業の投資家はもっと著しい成長率を求めています。でも、当然ながらリスクは高くなります。

ケビン・オレアリーによると、女性経営者の良い点は、男性に比べるとそれほど喧嘩をしないところです。「女性は勤勉に記録をとり、問題が起こったら、そのデータを参考にして、どうして失敗したかを分析する。取り返しがつかない問題かもしれないけれど、記録はずっと残る」「簡単にいうと、女性の方がリスクを管理する力がある」と彼は言います。

ケビン・オレアリーの意見に反して、性別は関係ないという声もあります。でも、彼が言う女性が持っている特徴そのものは、ビジネスを安定に成長させるために必要だと思う人も多いのではないでしょうか。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------